ACM Siggraph 1999
written by Hirofumi Inomata
SIGGRAPH99とロスの写真を、10枚、下記のURLに載せました。
写真
あまり、情報量は無いので、ご了承下さい。今回は、フィルム2本程度しか撮らなかったので、まっとうに撮れている写真が少なかった(^^;。
大まかな報告
1. 展示
目に付いたのは、レーザでスキャンするタイプの大型(人体をまるまる撮れる)の3Dスキャナー装置でした。わりと目に付く感じで、色々な
ところが展示していた。
あとは、大御所のメーカで、Maya2, SoftImage/DS, フーディニー、RenderMan 3.8など。
プロダクションでは、ILMとDigitalDomainなど。ILMでは、$10で、Tシャツを売っていた。
2. コース、ペーパー、パネル、スケッチ
今年は、Color関係と、StarWars関係と、セルアニメ関係と、群集関係と、
特殊効果関係に絞って、回りましたが、わりとタイトでした。
- Color関係は、ガンマ補正を共通化するプラットフォームの
コース(書籍Digital Videoの著者)がありました。
- StarWars関係は、モーションキャプチャデータのブレンディングや、
顔アニメーションや、3Dペインティングや、群集の解説がありました。
今回、Maya2がメインで使われたようです。ただし、レンダリングは、
RenderMan。
- セルアニメ関係では、ほとんどがレンダリングに関するもので、
アウトラインの生成や彩色や影の生成(2色の間のグラディエーショ
ンとして)でした。元のモデルデータは、3Dモデルを使用するものです。
制作コストは、3Dデータを作る作業の分、通常の制作コストよりも、
かかりそうです。
- 群集関係では、今年は、「アンツ」や「プリンスオブエジプト」(セル
アニメ)やStarWarsでの利用の解説がありました。大分、実用的な作業環境も
出来ているようですが、詳細は非公開みたいです。
- 特殊効果では、カルマン渦のシミュレーション結果を、「プリンスオブエ
ジプト」(セルアニメ)で使った例や、ネズミ(テディー)の濡れた毛皮の表現や、
草原を走る馬を消すとかなどの解説がありました。
補足1
あと、偶然、OpenGL for Linixのmeetingに参加(というより部屋に紛れて入った)し
ました。バッチとTシャツをゲットしました。
まだ、グラフィックボードのサポートが少なくて、実用的ではないよう
ですが、来月には、web(http://www.opengl.org)でリリースするようです。
SIGGRAPH99展示会場では、フーディニー(CG制作ツールの1つ)が移植されてい
まいした。あと、MayaやComposerのレンダリング部分も、Linixに移植される
ようです。
1つ疑問なのですが、Linixで動作する商用製品を作るために、gccを使って
良いのでしょうか? 商用製品の開発のために、市販のコンパイラがあるの
でしょうか? オープンソースの呪縛を外す条件は、あと何でしょうか?
フィーディニーもそうですが、OpenGLも、参加者から、オープンソース
コールの合唱を受けていました。
補足2
あと、航空券は、JALのエコノミーのPEX(変更不可)だったのですが、
ツアー客が、エコノミー席をいっぱいにしてしまうと、ビジネス
シートに格上げになるらしくて、行きも帰りも、ビジネスシート
でした。ただし、マイレージ(契約してないけど)は、少なくなるよ
うです。
来年は、ニューオリンズですが、どう行くのがよいのかしら。
帰りは、ラスベガスで、ゆっくりして、JAL直行便で帰ってくる
のが良いかな。
以上
Copyright (C) 2000. Hirofumi Inomata and its licensors All right reserved.
TCC00210@niftyserve.or.jp
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