TUTORIAL

Maya Composer 5.5とTiPiTの起動

もし、コンポーザーとTiPiTの両方のライセンスをインストールしていれば、コンポーザーアイコンのダブルクリックもしくは、シェルウィンドウに、コマンド"composer"をタイプして、コンポーザを起動する。 もし、両方のライセンスが無いか、一方のライセンスしかインストールしていない場合、TiPiTは、デモンストレーションモードのみ使用できる。この場合は、シェルウィンドウから、コマンド"composer -demo"をタイプして、コンポーザを起動する。デモンストレーションモードでは、一切の保存ができない。
もし、マルチプロセッサで実行する場合は、シェルウィンドウから、コマンド"composer -cpus N"をタイプして、コンポーザを起動する。ここで、文字Nは、プロセッサの個数を意味する。


Composition Settingsの設定

まず、下図に示すように、コンポーザーを起動するとComposition Settingsダイアログが表示される。 もし、このダイアログが現れない場合、コンポーザーのファイルメニューにあるComposition Settingsを選択することで、このダイアログが開かれる。
この例では、Image Formatに、640x480、Frame Rateに、Other 6 fps、Gamma Correctionに、1.0を設定している。その他のパラメータは、デフォルトのままである。

Composition Settings

図.Composition Settingsダイアログ


入力画像の設定

Fileツールバーのインポートイメージボタンをクリックすると、ファイル選択ダイアログが表示される。 下図のように、このダイアログに表示される画像ファイルの名称をマウスで、フローグラフもしくはタイムラインへドラッグすることによって、コンポーザに、取り込むことができる。この操作で、Original Image, Mask ImageとBackground Imageの3つの画像を取り込む。

Import Images

図.入力画像の取り込み


尺の設定

TiPiTで作成するアニメーションの尺を設定する。 尺の設定は、入力画像のそれぞれに対して、それらのイベントエディタ上で、設定する必要がある。この例では、全て、Start Frameは、零とし、Last Frameは、30とする。

Setting Period

図.インポートイメージのイベントエディタ


TiPiTの挿入

TiPiTは、コンポーザーのEventメニューのOtherサブメニューの中にある。 そのTiPiTを選択すると、下図のように、フローフラフもしくはタイムラインに、TiPiTのインスタンスが挿入される。
TiPiTの挿入後、インポートされた画像を、TiPiTへ接続する。 下図のように、Original Imageのための画像を、TiPiTのOriginal Imageへ接続する。Mask Imageのための画像を、TiPiTのMask Imageに接続する。また、Background Imageのための画像を、TiPiTのBackground Imageに接続する。 TiPiTのSample Imageには、Original Imageと同じものを、接続する。

Insert TiPiT

図.TiPiTの挿入


TiPiTのイベントエディタを開く

フローグラフもしくはタイムラインにあるTiPiTをダブルクリックするか、TiPiTを選択後、Num-Lockがかかっていない状態で、CTRL-Eキーを押すことで、TiPiTのイベントエディタが開く。 下図のように、イベントエディタが開くと、Swatchウィンドウに、スパイダリーメッシュが表示され、ツールボックスには、追加されるボタンが現れる。


図.イベントエディタ、スパイダリーメッシュ、ツールボックス

このステップで、TiPiTを使う準備ができる。


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