TUTORIAL

TiPiTを使用する前に

TiPiTを使う前に、以下の表にあるように、3つの入力画像を用意する。この例題では、重なり合うリージョンを作らず、TiPiTの基本的な機能を学ぶためのものである。重なり合うリージョンを使う場合は、最後の節に説明する。


3つの入力画像

この節では、リージョンに重なり合いの無い単純な場合について、説明する。 このため、絵画の中央に立つ2人の人物を1つのリージョンで、近似的に扱う。まず、下表にあげる3つの画像を用意する。

表.3つの入力画像

画像説明

original image

Original Image

この例では、左にあるように、ゴッホの名画を題材にする。ただし、一般的に、この画像入力は、フライスルーもしくはウォークスルーしたい画像を用意する。

mask image

Mask Image

左の画像は、Original Imageの画像の中で、リージョンの貼り付ける領域を指定するマスク画像である。白色の部分が、リージョンに貼れらる。 この例題では、地面に立っている人物と石垣の一部が、リージョンに貼られる部分である。もし、リージョンに貼らないと、地面に貼りついたような画像が得られる。
また、一般的には、このマスク画像は、Original Imageの画像から、ペイントツール(アドベ社PhotoshopのパスツールやコンポーザのTravelMatteイベントなど)を利用して作成する。

background image

Background Image

左の画像は、ちょうど、Original Imageの画像から、リージョンの貼り付ける部分を取り除いた背景画像である。この背景画像に大きな出っ張りがなくなるように、リージョンを作ることが良い。
この背景画像は、ペイントツール(アドベ社PhotoshopのスタンプツールやAlias|Wavefront社のVizPaint2DのTransfer Brushツールなど)によって作成する。

少なくても、TiPiTを使う前に、上記のような3つの画像を用意する必要がある。


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