TiPiTでは、それが生成する3次元モデル上に、縦看板のようなリージョンを置くことが出来る。このリージョンは、他のリージョンや壁と親子関係を設定できる。この親子関係は、親側のリージョンの上に、子供のリージョンが垂直に立っていることを意味する。特に、下図のように、他のリージョンと接する辺は、太く表示される。
図.リージョンの親子関係 |
You may also make the more complicated 3D geometry by using the feature for the above relations. However, maximum number of image inputs to TiPiT will give a limitation for the complex. 親子関係を活用することで、より複雑な3次元モデルを作ることもできる。ただし、最終的には、入力画像の系統数で、制限がかかる。
それから、もし、途中から、パース選択を変更すると、親として選択していた壁が、失われる場合がある。このような場合、親の指定が、下表に従って、変更される。
例えば、パース"Single"から、パース"Horizontal"へ変更した場合、"Left Wall"と"Right Wall"は失われるので、"Left Wall"を親として指定していた場合、親は、"Goal"へ変更される。
以前の パース | 新しいパース | |||
---|---|---|---|---|
Horizontal | Single | Double | Object | |
Horizontal | 変化なし | |||
Single | "Left Wall"と"Right Wall"は、"Goal Wall"へ | 変化なし | "Goal Wall"は"Right Wall"へ | |
Double | 変化なし | |||
Object |
"Left Wall"と"Right Wall"は、"Goal Wall"へ "Left Object Wall"と"Right Object Wall"は、"Floor"へ |
"Left Object Wall"と"Right Object Wall"は、"Floor"へ | 変化なし |
下図のサンプルに、ゴッホの絵(Alyscamps 1888 by Vincent.V.Gogh)の登場人物や石垣に適用されたリージョン(黄色線で描画されている)が表される。それらのリージョンは、"Floor"に垂直に立っていて、3次元的にメッシュの表示も付く。
図.リージョンのサンプル |
以上のように、TiPiTによれば、絵画や写真に、パース設定とリージョン設定を行うだけで、簡単に、仮想的な3次元の世界を構築できる。