Alias|Wavefront TiPiT v1.5 for Maya Composer
3D from 2D Image-based Rendering Technique
(2000年3月10日)
はじめに
TiPiT(TM) provides a new image-based rendering technique for use with Maya Composer. Using the plug-in, animators can create a fly through animation from a single 2D image or photograph. TiPiT can also be used to create the popular "dead-time" effect (camera moving while all other motion in the scene is frozen) from a single frame of film or video. Now you can create an architectural walk through from a single rendered image; recreate the 3D feeling of a famous location with a single photograph; or develop a unique animation with a distinctive look from a painting or single frame of film. With TiPiT, a simple scene model is easy created from the 2D image which separates foreground element from the background. A camera path through these elements is defined by the animator, and the software calculates the animation. Easy-to-understand camera functions like zoom, pan, track, and dolly simplify the animation process. TiPiT also takes advantage of all Maya Composer functions to provide complete creative control over each element in the scene. The TiPiT plug-in for Composer provides you with the unique ability to extend a 2D image into a 3D animation which provides the viewer with a virtual "tour into the picture."
新機能
以下に、TiPiT v1.0から改善された主な機能について列挙する。これは、マイナーアップグレーですが、大きく変わっています。TiPiT v1.5では、可能な限り、v1.0の課せられた制限事項の多くから、解放されている。
新機能１: リージョンの重なり合いをサポート
- 画像入力に５系統(1st to 5th Layer)を追加し、それぞれ１つの系統を、重なり合わないリージョンのグループへ適用できるようにした。
- TiPiTの出力画像同士を合成するためのZチャネル出力を行う
新機能２： リージョンの改善
- リージョンを、５つ以上の頂点で作れるようにした。
- 壁やリージョンに対して、親子関係の設定ができるようにした。
新機能３： レンダリングアルゴリズムの改善
- TiPiT v1.0の２つのアルゴリズムに加えて、高い画質を得るため、さらに２つのアルゴリズムを追加した。以前のアルゴリズムでは、特に、出力画像のあるエリアに、入力画像の一部が縮小されるように合成される場合、ちらつきなどが発生ことがあった。このちらつきを解消すためには、入力画像のサンプリングを正確に行う必要がある。１つ目は、正確に、入力画像のエリア内の全てのピクセルデータを抽出するものである。２つ目のアルゴリズムは、簡易的なもので、入力画像の対象エリアから、無作為に複数のピクセルデータを抽出するものである。精度が高いほど、処理時間がかかるようになるため、最終的にちらつきの起きない、もっとも簡便なアルゴリズムを選択するのが望ましい。
- マルチプロセッサでの並列処理による高速化
新機能４： コンポーザスクリプトファイルのサポート
TiPiT v1.0では、外付けのTIPファイルを介して、設定内容の保存を行っていたが、V1.5では、全ての情報を、コンポーザスクリプトファイルに、保存するようにした。
- TiPiT v1.0からの移行のため、TIPファイルのインポート機能とエキスポート機能を設けた。
新機能５： GUIの改善
- モード選択をツールボックス上のボタンで実現。また、各編集モードは、相互に、可逆に、切り替え可能。
- ツールバーに、TIPインポートとTIPエキスポートのためのボタンを設けた。
- 上記の実現で、コンポーザ機能の利用で、ショートカットキーの割り当ても可能である。
新機能６： カメラ設定の改善
- カメラ情報に、ロール角を追加した。また、カメラの初期状態のパラメータを独立させた。
新機能７： TiPiTの複数挿入
- フローグラフやタイムライン上に、複数のTiPiTを挿入できるようにした。TiPiT v1.0は、他のプラットホームからの移植であるとともに、古いスタイルのソースプログラムであったため、対応できなかったが、TiPiT v1.5は、可能とするように、コンポーザのために作り直された。
Copyright (C) 2000, Alias|Wavefront, Hitachi,Ltd. and its licensors All right reserved.