インストール方法

TiPiT v1.5は、プラグインファイルを単にコピーする以外に、ツールボックスやツールバーにボタンを登録する作業が必要である。また、TiPiT v1.5は、ViewKitを使用しているため、ViewKitライブラリのインストールが前提である。
TiPiT v1.5は、プラグインファイル"TiPiT"、ツールボックス登録ファイル"tipit.toolbar"、テキストファイル"toolbar.txt"、12個のアイコンイメージ画像ファイル、html形式のオンラインドキュメントの5つのコンポーネントから成る。
以下、それぞれのコンポーネントに関するインストール方法を説明する。


プラグインファイル"TiPiT"のインストール

通常、コンポーザ5.5の場合、ディレクトリ"/usr/aw/TVC5.5/bin/plug-ins"へ、プラグインファイル"TiPiT"をコピーする。もし、特定のユーザのみが使用する場合は、そのユーザのホームディレクトリにある"~/composer/5.5/plug-ins"へコピーする。 もし、コンポーザ5.0を使用している場合は、上記の文字列"5.5"を、文字列"5.0"のい置き換えて、作業する。


ツールボックスへの登録

ツールボックス登録ファイル"TiPiT.toolbar"を、ディレクトリ"/usr/aw/TVC5.5/dat/en_US"へコピーする。もし、コンポーザ5.0を使用している場合は、上記の文字列"5.5"を、文字列"5.0"のい置き換えて、作業する。


ツールバーへの登録

viなどのテキストエディタで、テキストファイル"/usr/aw/TVC5.5/dat/en_US/toolbar"を編集する必要がある。この編集で、Windowタグの登録の後に、下に示す3行を追加する。

# for TiPiT entries
toolbar Tipit tip "Import TIP" icon TIPIT_IMPORT_TIP tipit import tip
toolbar Tipit tip "Export TIP" icon TIPIT_EXPORT_TIP tipit export tip


アイコンイメージ画像ファイルのインストール

TiPiT v1.5は、12個のアイコンイメージ画像ファイル(X11で使用されるXPM形式)を必要とする。これらのアイコン画像は、ツールボックスとツールバーに登録するボタンのイメージである。これらの画像ファイルを、ディレクトリ"/usr/aw/TVC5.5/dat/icons"へコピーする。もし、コンポーザ5.0を使用している場合は、上記の文字列"5.5"を、文字列"5.0"のい置き換えて、作業する。

イメージファイル名説明

TIPIT_SWITCH_BACKGROUND ツールボックス内のSwitch Background Textureボタンのイメージである。

TIPIT_EDIT_SPIDERY_MESH ツールボックス内のスパイダリーメッシュ編集モードボタンのイメージである。

TIPIT_EDIT_REGION ツールボックス内のリージョン編集モードボタンのイメージである。

TIPIT_REGION_INFO ツールボックス内にあるRegion Informationボタンのイメージである。

TIPIT_REGION_TOUCHED ツールボックス内にあるRegion Touched Edgeボタンのイメージである。

TIPIT_RESET_CAMERA ツールボックス内にあるリセットカメラボタンのイメージである。

TIPIT_PAN_CAMERA ツールボックス内にあるカメラパン移動モードボタンのイメージである。

TIPIT_TRACK_CAMERA ツールボックス内にあるカメラトラック移動モードボタンのイメージである。

TIPIT_DOLLY_CAMERA ツールボックス内にあるカメラドリー移動モードボタンである。

TIPIT_ZOOM_CAMERA ツールボックス内にあるズームカメラモードボタンのイメージである。


TIPIT_IMPORT_TIP ツールバー内にあるTIPファイルインポートボタンのイメージである。

TIPIT_EXPORT_TIP ツールバー内にあるTIPファイルエキスポートボタンのイメージである。


オンラインドキュメントのインストール

英語で書かれたオンラインドキュメントは、ディレクトリ"/usr/aw/conductors/composer/tipit1.5/docs/en_US/html"へコピーする。イベントエディタにあるヘルプボタンを押すと、ネットスケープは、ファイル"/usr/aw/conductors/composer/tipit1.5/docs/en_US/html/index.html"を開くように動作する。
日本語のオンラインドキュメントがある場合は、ディレクトリ"/usr/aw/conductors/composer/tipit1.5/docs/en_JP/html"へ、コピーする。日本語のドキュメントが無い場合は、ディレクトリ"/usr/aw/conductors/composer/tipit1.5/docs/en_USにシンボリックリンクする。
もしその他の言語のオンラインドキュメントがある場合、下記のように、シェル環境変数COMPOSER_HELP_URL_TIPIT_V1_5にURLを設定しておけば、ヘルプボタンのクリックで、ネットスケープは、そのURLを開くように動作する。

setenv COMPOSER_HELP_URL_TIPIT_V1_5 /usr/aw/conductors/composer/tipit1.5/docs/en_US/html


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